首ふり

尺八の「首ふり」は非常に厄介なテクニックです。尺八は顔がブレている写真ランキング世界第一位の楽器でしょう。シャッタースピードを落とした状態では、本当に軽微な首ふりでもブレてしまう可能性があります。手ブレではないので、手ブレ補正機能は役に立たないことを覚えておきましょう。

尺八アップの撮り方で紹介した「息を吹き込んだ瞬間にシャッターを押す」が有効です。もしくは、楽器を構えてはいるけど音を鳴らしていない瞬間、例えば休拍、曲の冒頭、終曲間際など、音を出していなければ首も振っていないわけで、吹いているように見えればシャッターチャンスと考えてよいでしょう。
posted at 2005年11月21日 02:40 | 尺八の撮り方>注意するポイント

撮影時、一番大切なもの

写真を撮影すときに一番大切なものは何か。それは、「撮られる側への愛情」です。撮られた側が後日それを見て、どのように感じるか。それを見るのは本人だけとは限りません。周りの人に、どのように見せたいか。惚れ惚れするほどキリッとしている、素晴らしくカッコイイ、カワイイ写真、撮られた側が、アルバムに大事に残したくなる、それを人に見せたくなる、そんな写真を撮るための「可能性を高める」方法が、ここにこれまで記してきた内容なのです。

刻々変化する表情の中で、その一瞬を切り取ることは、運による要素が強く残ることを否定できません。よって、あとはそんな写真が撮れるまで、可能な限りシャッターを押し続けることです。プロとアマチュアの一番の違いは、撮影枚数です。プロは撮った中からうまく撮れたものだけをチョイスするのに対し、アマチュアはワンシーンワンシャッターで済ませる場合がほとんどなので、シャッターを押した全てのコマを成果物として採用せざるをえません。いえ、以前はそうでした。それがデジカメの登場により、フイルム、現像、同時プリントにかかるコストがゼロとなり、アマチュアでも連続でシャッターを押すことが可能になりました。そのためにはなるべく大容量のメモリーカードを用意して、失敗したと思うものは次の幕間で全部削除、おっ、素敵!と自分が感じられるような一枚が撮れるまで、ひたすら何枚でも撮り続けましょう。

撮られる側への愛情のこもっていない写真は、撮られる側としては、別に撮ってほしくありません。
愛は、質より量です。下手なテッポも何とやら、ベストの一枚のチョイスの裏には、ボツとなった写真が数十枚あることも珍しくありません。
posted at 2005年11月19日 12:01 | 撮影全般>舞台写真の撮り方

一眼レフとは

ところでそもそも、一眼レフってよく耳にするけど、普通のカメラと何がどう違うの?という疑問に、以下おこたえします。

【語源】
「一眼」とはレンズが一つ(※)であることの意、「レフ」とはreflex(反射)の意。SLR(Single Lens Reflex)と略すことがあります。デジタル一眼レフのことを「デジイチ」と略すことがあります。

【構造】
構造は、レンズとフイルム(受光部)の間に斜めに鏡が置いてあり、撮影者はこの鏡を通してレンズからの映像を視認します。普段はこの鏡がフイルムにレンズからの光が入り込むのを遮断してます。シャッターが押されるとこの鏡が一瞬跳ね上がり、フイルムにレンズからの映像が投影されます。

【長所】
1.レンズの機能が本体と切り離されているので、レンズを用途に応じて交換できます。
 写真の写りの良し悪しはカメラというよりはレンズの性能に依存する部分が非常に大きく、高性能なレンズほど良い写真が撮れるのですが、レンズは高性能になるほど機能が限定的で(望遠、接写など)、各機能ごとの高性能レンズを用途に応じて使い分けることが理想です。またデジタル一眼レフでは、高性能なレンズを前提とした大型の受光部が搭載されており、画質面での差はコンパクト機と較べると圧倒的です。

2.フイルムに投影される映像そのままを撮影者は見ることができ、厳密な構図、フォーカスを確認できる。
 安価なコンパクトカメラは、撮影者がのぞき込むための小窓がレンズの斜め上についています。このとき撮影者は、フイルムに写る映像とかけ離れた映像を見てシャッターを押している可能性があります。コンパクトデジカメは、レンズからの映像を受光部が受け取り、その映像を液晶画面に表示しているので、同じ映像ではあるのですが、画像の精細さという面で、液晶画面の表示能力に依存するので、光学式の一眼レフのファインダーと較べると精細さ、特にピントの合焦確認のしやすさに差が出ます。

【短所】
1.シャッターを押すと鏡が跳ね上がる構造から、この時の機械音が発生する。
 コンパクトデジカメは常にレンズからの映像を受光部が受け取り続けているので、このような問題は発生しません。

2.鏡を45度傾けた状態で設置し、それを跳ね上げるだけのスペースを確保するため、ボディのサイズが大きくなる。
 コンパクトデジカメもハイエンドのものになるとそれなりに大きくなり、デジタル一眼レフも小型化の傾向にあるので、最近はこの点は実は大きな差はありません。

3.高性能を追求する利用者の意識・要求が高く、結果として高価となる。
 2と同様、両者の差は最近はほとんどありません。但し交換用のレンズにこだわれば、価格は天井なしです。


(※)レンズが2つある「二眼レフ」というカメラも存在しますが、一眼レフに開発が集中した結果二眼レフは現在ではほとんど生産されていません。コンパクトカメラや使い捨てカメラはレンズの斜め上にのぞき窓がついているので、「二眼」カメラの一種といえます。
posted at 2005年11月19日 11:54 | 撮影基礎知識>その他